スパム行為の有無とGoogleのガイドライン

検索エンジンから評価されるためには、スパム行為を避けることが重要です。Googleのガイドラインに違反するような行為をしないように注意しましょう。

Googleサーチクオリティチームからの警告メッセージ

2011年の夏から、「Googleサーチクオリティチーム」が警告メッセージを送るケースが増えました。このチームは、Googleのガイドラインに違反しているサイトを見つける専門チームです。警告メッセージは、怪しい外部リンクが見つかった場合などに送られます。

例えば、Googleからの警告メッセージで、「PageRankを操作する意図で設定された可能性のある自サイトへの人為的または不自然なリンク」などについて指摘されることがあります。このようなリンクは、PageRankを転送するリンクやリンクプログラムへの参加などが例として挙げられます。

Googleはサイトの変更を推奨し、変更が完了したら再審査をリクエストするように求めています。不自然なリンクがあり、それを管理または削除できない場合は、再審査リクエストで詳細を伝える必要があります。

このような警告メッセージは、ウェブマスターツールのメッセージボックスに届きます。身に覚えのあるサイトオーナーは、ウェブマスターツールに定期的にログインして確認することが重要です。

Googleのガイドラインに違反しないためには

Googleのガイドラインに従ってサイトを運営することが重要です。これには、Googleが設定した「品質に関するガイドライン」に沿うことが含まれます。具体的には、以下のような行為を避ける必要があります。

  1. 隠しテキストや隠しリンクの使用を避ける:
    • 白い背景に白いテキストを使う、テキストを画像の後ろに隠す、CSSでテキストを隠す、フォントサイズを0に設定するなど、読むことができないテキストを作る行為は避けましょう。
  2. クローキングや不正なリダイレクトをしない:
    • 検索エンジンにはHTMLテキストのページを表示し、ユーザーには画像やFlashのページを表示するような行為は避けましょう。
  3. 同じコンテンツを複数のページ、サブドメイン、ドメインで公開しない:
    • 無断で複製されたページや、ユーザーにとって価値のない自動生成されたページの作成は避けましょう。
  4. フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、不正なソフトウェアのインストールなど、悪質なページを作成しない:
    • ウイルスに感染したり、コンピューターやネットワークに損害を与えるソフトウェアを設置する行為は避けましょう。
  5. PageRankの操作を意図したリンクの売買を避ける:
    • ウェブスパマーや不正なウェブサイトへのリンク、過剰な相互リンクやリンク交換など、PageRankを操作する意図のあるリンクの使用は避けましょう。

「公式ヘルプフォーラム」で質問する

自分のサイトのSEOがGoogleのガイドラインに違反しているかどうか不安なときは、「Googleウェブマスター公式ヘルプフォーラム」で質問するのが一つの方法です。このフォーラムでは、GoogleのスタッフやSEOに詳しいユーザーから回答がもらえるため、有用な情報が得られます。

もしGoogleからガイドライン違反の警告メッセージが届いても慌てる必要はありません。Googleからのペナルティには「自動ペナルティ」と「手動ペナルティ」の2種類があり、手動ペナルティの場合はGoogleからのメッセージに記載されている問題点を修正し、再審査をリクエストすればリカバリーする可能性があります。

また、被リンクに関する警告がよく出されるようになっています。リンク販売業者と契約していないサイトでも、過度な自作自演を行っていると、リンクが不自然だと警告を受けることがあります。この場合、アンカーテキストの分散ができていないことが多いです。自作自演によるリンク対策では、アンカーテキストがほとんど同じになっているケースや、キーワードだけで構成されたアンカーテキストが多い場合が不自然とされます。

内容が分かりにくい警告メッセージの場合は、「Googleウェブマスター公式ヘルプフォーラム」などを利用すると良いでしょう。ここで専門家の助言を求めることができます。

カテゴリー: SEO